登録販売者試験のお勉強お疲れ様です。
今回は胃腸に作用する薬の勉強についてです!
特に今回は「胃の薬」です。
一概に胃の薬はどれを飲んでもいいわけではありません!
症状によって使い分ける必要があるのです!
目次
胃の不調はなぜ起こるのか?
主な胃の不調の原因は胃の働きが強くなりすぎた時に起こります。
または胃の働きが低下した時に起こります。
②胃液の分泌が少ない
③粘液の分泌が少ない
④胃の運動低下
⑤胃の運動亢進
①胃液の分泌が多い
「胃酸過多、胃痛、胸やけ、吐きけ、むかつき」などの症状が起こります。
※乗り物酔いの吐き気も同じく延髄の嘔吐中枢が刺激されることによっておこります。
②胃液の分泌が少ない
消化不良などの症状が起こったりします。
③粘液の分泌が少ない
胃の中の粘膜は胃酸や消化酵素などで損傷をうけないように粘液でおおわれています。
粘液が少ないと障害がおこり、胃痛などがおこりやすくなります。
④胃の運動低下
食欲不振や消化不良、膨満感などの症状がおこります。
⑤胃の運動亢進
胃液が食堂の方へ逆流して「胸やけ」がおこることがある。
胃には縦横斜めにはしる筋肉があります。この筋肉によって食物を混和させているのですが、この筋肉が緊張しすぎてしまうと「胃痙攣」という症状が起こったりもします。
胃の薬 覚える3つのポイント
胃の薬には主に「制酸薬」「健胃薬」「消化薬」があります。
そして「総合胃腸薬」があります。
②健胃薬
③消化薬
④総合胃腸薬
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①制酸薬の「主な配合成分」と「主な使用目的」
主な配合成分:制酸成分
胃酸のはたらきを弱める成分。
※制酸薬には胃液分泌を抑える成分などがあります。
主な使用目的:胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う「胸やけ」「腹部の不快感」「吐きけ」などの症状を緩和する。
②健胃薬の「主な配合成分」と「主な使用目的」
主な配合成分:生薬
味や香りによって唾液や胃液の分泌、胃の運動などを高める
主な使用目的:弱った胃のはたらきを高める(健胃)
③消化薬の「主な配合成分」と「主な使用目的」
主な配合成分:消化酵素
炭水化物、脂質、たんぱく質などの分解にはたらく
主な使用目的:胃や腸の内容物の消化を助ける
④総合胃腸薬の「主な配合成分」と「主な使用目的」
主な配合成分:制酸、胃粘膜保護、健胃、消化、整腸、鎮痛鎮痙、消泡などにはたらく複数の成分
主な使用目的:複数の成分の作用で、胃の不調を総合的に改善する
まとめ
胃の不快症状が起こる原因を理解して勉強すると頭に入りやすいです。
ポイントとしては胃の症状によって使い分ける成分があるという事です。
今回は「制酸薬、健胃薬、消化薬、総合胃腸薬」を把握しておきましょう!
健胃薬、消化薬、整腸薬などがあります。
医薬部外品には制酸薬は配合できません。(そのため、胃痛という効能はない)
※配合成分とその上限量、効能・効果の範囲が限定されています。
②胃腸薬の種類
③配合成分のはたらきや副作用について