登録販売者試験試験によく出る制酸薬の成分と種類【胃薬】 

試験によく出る制酸薬の成分と種類

登録販売者試験のお勉強、お疲れ様です!

胃の薬でよく出る種類といえば「制酸薬」「健胃薬」「消化薬」「総合胃腸薬」があります。

その中で今回は「制酸薬」を詳しく解説いたします。

ローシー
代表的な配合成分、主な副作用、相互作用、受診勧奨などについて覚えていきましょう!

制酸成分とは?

制酸成分は増えすぎた胃酸を中和する事で、胃酸過多による「胃痛」や「胸やけ」の症状を緩和します。

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中和とは酸をアルカリで弱めたり、アルカリを酸で弱めたりする事です!
主な成分
①炭酸水素ナトリウム(重曹)

②乾燥水酸化アルミニウムゲル

③ジヒドロキシアルミニウムモノアセテート

④ケイ酸マグネシウム

⑤酸化マグネシウム

⑥炭酸マグネシウム

⑦合成ヒドロタルサイト

⑧メタケイ酸アルミン酸マグネシウム

⑨沈降炭酸カルシウム

⑩リン酸水素カルシウム

⑪ボレイ(牡蛎)

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含まれる無機塩類

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含まれる無機塩類はおさえておきましょう!
含まれる無機塩類【ナトリウム】
炭酸水素ナトリウム(重曹)
含まれる無機塩類【アルミニウム】
①乾燥水酸化アルミニウムゲル

②ジヒドロキシアルミニウムモノアセテート

含まれる無機塩類【マグネシウム】
①ケイ酸マグネシウム

②酸化マグネシウム

③炭酸マグネシウム

含まれる無機塩類【アルミニウムとマグネシウム】
合成ヒドロタルサイト

メタケイ酸アルミン酸マグネシウム

含まれる無機塩類【カルシウム】
①沈降炭酸カルシウム

②リン酸水素カルシウム

ボレイ(牡蛎)

※牡蛎・・・イボタガキ科のカキの貝殻を基原とする生薬

主な注意点

制酸薬は炭酸飲料などで服用してはいけない!

ローシー
酸度の高い食品といっしょに服用すると中和作用が弱くなるためです!

透析療法を受けている人は、アルミニウムを含む成分を使用してはいけない!

ローシー
長期の連用でアルミニウム脳症やアルミニウム骨症を引き起こしたという報告があるためです!

透析療法とは簡単に説明すると腎臓の働きがすごく悪くなった人が週に3日ほど、1回につき4時間くらい血液を身体の外に出して、外で腎臓と同じように血液をろ過して、余分な塩分や水分などを外に出して、また血液を体内に戻すというかなり大変な治療法の事です!

アルミニウムを含む成分は、持病のない人でも長期連用してはいけない!

ローシー
透析を受けていない人でも、長期連用によってアルミニウム骨症などに注意が必要です!

④腎臓病の診断を受けた人は、服用時に専門家に相談すること!

ローシー
ナトリウム、カルシウム、マグネシウムアルミニウムなどの無機塩類が体内に貯留しやすくなるためです!

⑤制酸成分を配合するほかの医薬品(かぜ薬や解熱鎮痛薬など)との併用は避ける!

ローシー
同種の成分が配合されていると作用が強くなるほか、高カルシウム血症、こうマグネシウム血症などにも注意が必要です!

アルミニウムとカルシウムは便秘マグネシウムは下痢を起こすことがある。

ローシー
マグネシウムは便秘薬に使われる事があります!

まとめ

制酸薬の主な成分とそれに含まれる無機塩類は確実に覚えておきましょう!

主な注意点①~⑥も確実に覚えておきましょう!

ローシー
医薬部外品には制酸薬は配合できません。

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