登録販売者試験によく出る健胃薬の成分とその種類【胃薬】

登録販売者試験によく出る健胃薬の成分と種類

登録販売者試験のお勉強お疲れ様です!

今回も引き続き胃薬のお勉強です!

制酸薬につづき今回は健胃薬の成分とその種類についてです。

登録販売者試験の第3章は範囲も広いです。

覚える事が多いですが、覚えるとテストで点数がとれます!

一発合格をめざして頑張りましょう!

ローシー
ここでのポイントは生薬名とその主な作用を覚える事です!
味なのか、香なのか?などしっかり覚えておきましょう!

健胃薬とはどんなものか?

健胃薬には成分として主に生薬が使われます。
独特な「味」や「香」によって味覚や嗅覚を刺激して、胃液の分泌を促したり弱った胃の働きを高めたりします。

ローシー
味や香りによって効果があるので、服用時にオブラートなどに包むような飲み方は適切ではありません

※味や香りを抑える飲み方は避けましょう!

健胃薬に使われている主な生薬について

苦味健胃生薬
苦いものを食べると唾液がでることってありますよね ?そのような苦味による健胃作用をもつ生薬を苦味健胃生薬といいます。

オウバク、オウレン、センブリ、ゲンチアナ、リュウタン、ユウタン 

芳香性健胃生薬
香り(芳香)による健胃作用をもつ生薬の事です。

ケイヒ、コウボク、ショウキョウ(生姜)、チョウジ、チンピ、ソウジュツ、ビャクジュツ、オウゴン 

苦味健胃生薬

苦味健胃生薬
オウバク
オウレン
センブリ
ゲンチアナ
リュウタン
ユウタン(熊胆)

オウバク

ミカン科のキハダまたはフェロデンドロン・キネンセの周皮を除いた樹皮

主な作用
・苦味による健胃作用

・日本薬局方収載のオウバク末、オウレン末は止瀉薬(下痢止め薬)としても用いている

オウレン

キンポウゲ科のオウレン・コプティス・キネンシス、コプティス・デルトイデアまたはコプティス・テータの根をほとんど除いた根茎

主な作用
・苦味による健胃作用

・日本薬局方収載のセンブリ末は止瀉薬(下痢止め薬)としても用いている

センブリ

リンドウ科のセンブリの開花期の全草

主な作用
・苦味による健胃作用

ゲンチアナ

リンドウ科のゲンチアナの根及び根茎

主な作用
・苦味による健胃作用

リュウタン

リンドウ科のトウリンドウ等の根及び根茎

主な作用
・苦味による健胃作用

ユウタン(熊胆)

クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したもの

主な作用
・苦味による健胃作用

消化補助

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芳香性健胃生薬

芳香性健胃生薬
 ケイヒ(桂皮)
コウボク
ショウキョウ(生姜)
チョウジ
チンピ
ソウジュツ
ビャクジュツ
オウゴン 

ケイヒ(桂皮)

クスノキ科のシンナモムム・カッシアの樹皮

または周皮の一部を除いたもの

主な作用
香りによる健胃作用

コウボク

モクレン科のホオノキ、カラホオ等の樹皮

ショウキョウ(生姜)

ショウガ科のショウガの根茎

チョウジ

フトモモ科のチョウジの蕾

チンピ

ミカン科のウンシュウミカンの成熟した果皮

ソウジュツ

キク科のホソバオケラ等

またはそれらの雑種の根茎

ビャクジュツ

キク科のオケラの根茎(ワビャクジュツ)

またはオオバナオケラの根茎(カラビャクジュツ)

オウゴン

シソ科のコガネバナの周皮を除いた根

生薬以外の健胃成分

生薬以外にも健胃成分があります。

生薬以外の健胃成分
①乾燥酵母

②カルニチン塩化物

①乾燥酵母

胃腸のはたらきに必要な栄養素を補給する事で胃のはたらきを高める成分です。

②カルニチン塩化物

カルニチン塩化物の作用
①胃液の分泌を促す

②胃の運動を高める

③胃壁の循環血流を増す

※胃のはたらきの低下や食欲不振の改善を期待して、胃腸薬や滋養強壮保健薬に配合されています。

ローシー
カルニチン塩化物は有名ですのでおさえておきましょう!

 

まとめ

健胃成分のポイントは「苦味健胃生薬」と「芳香性健胃生薬」です!

ローシー
生薬名をみて苦味健胃生薬か芳香性健胃生薬か一目で分かるようになりましょう!

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