登録販売者試験勉強お疲れ様です!
合格のポイントは第3章と言ってきましたが、実際に第3章で点をとるのは合格のカギです!
今回は皆さんが省きがちな薬「眼科用薬」も試験には出ます。
狭い範囲ですが覚えておきましょう!
目次
眼科用薬の3つのポイント
まずは重要な3つのポイントを押さえておきましょう!
①種類
点眼薬が適用する症状は「目の疲れ、かすみ、痒み」などの緩和です。
眼科用薬のは点眼薬、洗眼薬、コンタクトレンズ装着液などがあります。
点眼薬
②一般点眼薬
③アレルギー用点眼薬
④抗菌性点眼薬
予防(水泳のあと、ほこりが目に入った時など)
※医薬部外品として認められている
②配合成分
人工涙液
⇒涙液成分を配合
一般点眼薬
⇒目の疲れや痒み、結膜充血などの症状を抑える成分を配合
アレルギー用点眼薬
⇒抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分を配合
抗菌性点眼薬
⇒抗菌成分を配合
③副作用や使用上の注意
⇒点眼薬は通常は無菌的に製造されていますが、容器の先端がまぶたやまつ毛に触れると薬液中に雑菌が混入する恐れがあるので注意する。
⇒薬液1滴は約50µLであるのに対して、結膜嚢の容積は30µL程度です。
多めに点眼しても効果が高まる事はなく、かえって副作用が現れやすくなります。
薬液を結膜嚢内に行き渡らせるとともに、薬液が鼻腔内に流れ込むのを防ぎます。
②開封して長期間経過した製品は使用を避ける
①点眼薬は共有しない
別の人が使っている点眼薬は、容器の先端がまつ毛などに触れて薬液が汚染されている可能性があります。
②開封して長期間経過した製品は使用を避ける
使用期限は未開封状態におけるものです。開けたら記載されている使用期限まで使えるものではありません。
※ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず装着のまま点眼は避ける
②1回使い切りの防腐剤を含まないタイプではレンズを装着のまま使用できるものがある
眼科用薬に共通する主な副作用について
⇒点眼薬の適応性と区別が難しいため、一定期間使用しても症状が改善しなければ専門家に相談する必要がある
⇒点眼薬は体内への吸収量でも起りうるため、注意が必要です
相互作用について
②目のかすみや充血が、治療中の病気が原因で起こっている可能性がある
③目のかすみや充血が、治療薬の副作用である可能性がある
受診勧奨について
成分によっては症状を悪化させてしまう事もあります。
そんな時は医療機関の受診を勧める事があります。
②目の痛みが激しい場合
③視力の異常、目の外観の変化、目の感覚の変化などがある場合
①緑内障による症状の場合
一般医薬品には緑内障の症状を改善できるものはありません。
(成分によっては逆に悪化させる恐れがあるからです。)
②目の痛みが激しい場合
急性緑内障、角膜潰瘍、眼球への外傷などを生じている可能性があります。
専門医の適切な処置が遅れると視力障害などの後遺症が残る恐れもあります。
③視力の異常、目の外観の変化、目の感覚の変化などがある場合
脳など目以外の異常が原因であることもあるため注意が必要です。
配合成分について
②何度も続けて使用を避ける事
③5~6日使用して症状の改善が見られない時は専門家に相談する
①眼圧の上昇
緑内障の人では眼圧上昇を招き、症状を悪化させるおそれがある
②何度も続けて使用を避ける事
何度も続けて使用すると異常なまぶしさや二次充血を起こすことがある
異常なまぶしさの原因
交感神経系を刺激すると瞳孔が散大するため
二次充血の原因
血管を無理に収縮させ続けると、医薬品なしでは収縮しにくくなるため
炎症を抑える成分について
その他に目の炎症などを改善する成分として抗炎症成分、組織修復成分、収斂成分などが配合されています。
②イブプロン-アミノカプロン酸
③グリチルリチン酸二カリウム
④ベルベリン硫酸塩
⑤プラノプロフェン
①リゾチーム塩酸塩
②イブプロン-アミノカプロン酸
炎症のもととなる物質の生成を抑える事で抗炎症作用を示す
③グリチルリチン酸二カリウム
④ベルベリン硫酸塩
⑤プラノプロフェン
炎症の原因となる物質の生成を抑える事で目の炎症を抑える
主な成分 アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)、アラントイン
主な成分 硫酸亜鉛
目の乾きを改善する配合成分について
②ヒアルロン酸ナトリウム
①コンドロイチン硫酸ナトリウム
結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる成分。
②ヒアルロン酸ナトリウム
添加物として用いられ、コンドロイチン硫酸と結合することによって、その粘稠性を高めます。
②配合成分
③副作用や使用上の注意