登録販売者の試験勉強お疲れ様です!
胃腸薬の分野はなかなか多いですが、もう一息ですので頑張りましょう!
胃腸薬はかぜ薬と同じく種類が多いので覚える事も多いです。
しかし、それだけ実務にも関係してくるので資格を取った後も忘れずに覚えておきましょうね!
今回は「胃粘膜の炎症を和らげる抗炎症成分」「消泡成分」「胃液分泌抑制成分」です。
今までも復習にも近い内容も含まれているので簡単です!
胃粘膜の炎症を和らげる成分(抗炎症成分)について
ここでのポイントは、胃粘膜の炎症を和らげる目的で「抗炎症成分」が配合されているという事です!
「グリチルリチン酸系」です!
「グリチルリチン酸系」です!
主な成分
・グリチルリチン酸二カリウム
・グリチルリチン酸ナトリウム
・グリチルリチン酸モノアンモニウム
・カンゾウ(グリチルリチン酸を含む生薬)
・グリチルリチン酸ナトリウム
・グリチルリチン酸モノアンモニウム
・カンゾウ(グリチルリチン酸を含む生薬)
グリチルリチン酸を含む成分は、大量に摂取すると偽アルドステロン症の副作用を起こす恐れがあります!要注意です!
消泡成分について
消化管内にできた気泡を消していく成分です。
消化管内に気泡が発生して体積が増えると、消化管が刺激されて膨満感など不快な症状があらわれてきます。
そこで「消泡成分」が消化管内に発生した気泡を細かくして、ガスの吸収や排泄を促します!
主な成分
ジメチルポリシロキサン
別名でジメチコンと言います!試験にたまに出るので別名もおさえておきましょう!
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胃液分泌抑制成分について
胃液の分泌や胃液分泌亢進、胃の運動亢進は副交感神経系が優位になった時に高まるようになっています!
副交感神経系の神経伝達物質である「アセチルコリン」を抑えることによって過剰な胃液の分泌を抑える事ができます。
アセチルコリンを抑える成分は「抗コリン成分」です!
一般的な抗コリン成分は消化管の運動も抑えます!
一般的な抗コリン成分は消化管の運動も抑えます!
主な成分
・ロートエキス
・ピレンゼピン塩酸塩
・ピレンゼピン塩酸塩
ピレンゼピン塩酸塩は消化管の運動にはほとんど影響を与えず、胃液の分泌を抑えます!
抗コリン成分の主な注意点
排尿困難、動悸、目のかすみなどの副作用があります。
使用上の注意(抗コリン成分)
①してはいけないこと
②相談すること
①してはいけないこと(ピレンゼピン塩酸塩)
使用後は乗物又は機械類の運転操作をしないこと
抗コリン作用によって異常なまぶしさや目のかすみが起こる恐れがある為です!
②相談すること
排尿困難の症状があるひと
抗コリン作用によって排尿困難が悪化するおそれがある為です!
緑内障の診断を受けた人
抗コリン作用によって眼圧が高まり、症状が悪化するおそれがある為です!
まとめ
ここでのポイントは抗コリン作用によって起こす恐れがある副作用を抑える事です!
結構試験問題で見かけます!
消泡成分は1つのみ、別名も覚えておきましょう!
胃粘膜の炎症を和らげる成分は「グリチルリチン酸系」です!
副作用の偽アルドステロン症もおさえておきましょう!