【登録販売者試験 第3章のポイント】試験によく出る抗コリン成分の種類

抗コリン成分の種類

登録販売者試験の勉強お疲れ様です!

ここでは抗コリン成分の成分名を覚えていただきます!

ローシー
成分名を見ただけで「抗コリン成分だ!」とわかるレベルになりましょう!

抗コリン成分にはどんなものがあるのか?

ローシー
抗コリン成分にも色んな成分名があります!

ちなみに抗コリン成分は正式にいうと「抗アセチルコリン成分」といいます。

受験生コウタさん
抗ヒスタミン成分とごちゃ混ぜにならないように注意します!
ローシー
そういう事です!

抗ヒスタミン成分と抗コリン成分が同じなら試験にならないですね!

受験生キョウコさん
少しずつ勉強の仕方やポイントになりそうな事が分かる気分になってきました!
ローシー
どうせ勉強するなら楽しくやった方がいいですよね!

勉強ってわかるとおもしろくなってきますね!

抗コリン成分 主な成分
①ベラドンナ総アルカロイド
②ヨウ化イソプロパミド
③スコポラミン臭化水素酸塩
④ロートコンの軟エキス
⑤ピレンゼピン塩酸塩
⑥その他

ローシー
抗ヒスタミン成分と同じくくしゃみや鼻水の症状と時に使用します!

抗ヒスタミン成分と間違わないように注意しましょう!

①ベラドンナ総アルカロイド

主に鼻炎用内服薬配合されている。

使用の目的
①鼻汁の分泌を抑える

②ヨウ化イソプロパミド

主に鼻炎用内服薬配合されている。

使用の目的
①鼻汁の分泌を抑える

③スコポラミン臭化水素酸塩

主に鎮暈薬に配合されている。

使用の目的
①自律神経系の混乱を軽減する

②消化管の緊張を低下させる

ローシー
他の抗コリン成分と比べて脳に移行しやすいですが、肝臓で速やかに代謝される為、作用の持続時間は短い、という事も覚えておきましょう!

④ロートコンの軟エキス

主に鎮暈薬に配合されている。

使用の目的
①自律神経系の混乱を軽減する

②消化管の緊張を低下させる

⑤ピレンゼピン塩酸塩

胃腸薬に配合され胃液の分泌を抑えます。
→しかし、消化管の運動にはほとんど影響を与えません

⑥その他

主に鎮痛鎮痙薬に配合されている抗コリン成分
・ブチルスコポラミン臭化物
・メチルベナクチジウム臭化物
・メチルオクタトロピン臭化物
・ジサイクロミン塩酸塩
・オキシフェンサイクリミン塩酸塩
・ロートエキス(ロートコンの抽出物)
など

→胃腸の過剰な動き(痙攣)や胃液の分泌を抑え、痛みを和らげる目的で使用する事が多い

抗コリン成分の作用について

鼻水の分泌
脳から副交感神経を介して鼻腺に鼻水の分泌を促す命令を出します。
→鼻水(鼻汁)の分泌

その伝達物質がアセチルコリンです!

ローシー
鼻水を出す命令を鼻腺に伝える役割であるアセチルコリンの伝達をブロックするのが「抗コリン成分」です!

抗コリン成分の作用と副作用

《抗コリン成分の主な作用》

鼻汁分泌抑制
胃液(胃酸)の分泌抑制
下痢を止める

《抗コリン成分の主な副作用》

眼圧上昇(緑内障の悪化)、異常なまぶしさ

ローシー
瞳孔の周りにある輪っか状の筋肉は副交感神経系によって支配されています。それを抗コリン成分が抑えるため、瞳孔が広がって異常なまぶしさを感じます。
また、瞳孔を広げたり縮めたりする虹彩が瞳孔が広がる事によって縮まり防水が流れにくくなり眼圧が上がってしまうという状態になり、緑内障の悪化にもつながります。

※これは試験に出やすいので要注意です!

口、のど
のどの渇き

ローシー
唾液の分泌を抑えるので、のどが渇くという事です!
便秘

ローシー
下痢は止めるけど効きすぎると便秘になるという事です!

まとめ

ローシー
抗ヒスタミン成分と抗コリン成分の違いをよく理解して覚えてくださいね!
同じ鼻水を止めるとしても抗ヒスタミン成分と抗コリン成分の役割は違います!

ヒスタミンを抑えることが目的か、アセチルコリンを抑えることが目的であるかを考えましょう!

~作成中~

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